各企業が決める1年間の休日の合計のことを年間休日と呼びます。この休日の日数は、労働基準法で決められた休日である法定休日と、企業側が独自に定めている法定外休日の日数によって変化します。そのため、休日がたくさんある企業もあれば、休みがほとんどない企業も存在するのです。平均的な年間休日の値は、厚生労働省の調べによると108日前後で推移していることがわかります。この数値は、週休2日が一応確保されているラインで、月に8日から9日はお休みできる計算となります。休日が十分に取れている値としては、年間休日120日以上と言われています。この数字は、週休2日に加え祝日もカレンダー通りにお休みできる他、夏休みなどの長期休暇なども休日として企業が定めている計算になります。これだけの休みがあれば、ワークライフバランスを意識した生活も可能となるため、多くの人が理想とする年間休日の日数ですね。年間休日日数の増減は、企業の規模によって異なる傾向があります。企業の規模が大きければ大きいほど年間休日の日数は多くなり、小さければ小さいほど少なくなるということです。そのため、年間休日の多さを優先して就職および転職をしたいという方は、大企業を優先して狙っていた方が理想通りのお休みを手に入れることができるでしょう。休日は仕事のパフォーマンスを整えるためにもとても重要なもの。給料が良いからと言って休日をおろそかにしていると、あとあと響いてくることもあるため注意しましょうね。